見学ツアー

有田内山地区:窯業450年の歴史と、伝建地区指定30年の取り組み

1991年に青磁町として有田町有田内山伝統的建造物群保存地区に、2016年には日本磁器のふるさと肥前の構成文化財として日本遺産に指定された『有田内山地区』は、旧国道筋2kmに、採石場や登窯跡などの産業遺産と、半数以上が戦前に建てられ外観も間取りも伝統的な町家からなる約250棟の家屋郡から成る町並みである。約450年前に、伝統産業である陶磁器の産業都市として築かれ、その後、時代の変化に応じて続いた窯業が育んだ景観と暮らしが町並みとして残るエリアである。本見学会では、有田町歴史民族資料館や九州陶磁器文化会館などの現代建築や伝健地区の町歩きを通して、有田内山地区450年の歴史と、伝健地区指定以後の30年の取り組みを巡る。また、ツアーの最後には、産地で焼き物を買う楽しみも感じてもらいたい。

日時

9月13日(土)時間帯未定

見学場所

有田町歴史民族資料館(内田祥哉、三井所清典)、唐臼跡・トンバイ塀などHOPE計画による町並み、佐賀県立九州陶磁文化館(1982年度日本建築学会学会賞, 内田祥哉、三井所清典)、有田焼産地見学

定員

25名(予定)

参加費

未定

世界文化遺産・三池港非公開施設と三池炭鉱を巡る

日本における産業革命初期の重工業施設群で構成される世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産-製鉄・製鋼、造船、石炭産業-」は2015年7月の世界遺産登録からまもなく10年を迎える。本ツアーでは、23件に及ぶ構成資産のうち、福岡県内に所在する三池炭鉱の構成資産である三池炭鉱宮原坑及び三池港閘門をバスで巡回する。三池港閘門については、現役稼働施設のため通常非公開の閘門について福岡県による協力の下、特別に見学を行う。

日時

9月12日(金)午前8時30分博多駅筑紫口集合(8時間程度を予定・現地集合離脱可)

使用車両

大型バス

見学場所

旧長崎税関三池支署、三池港閘門(世界文化遺産)、三池炭鉱宮原坑(世界文化遺産)など(県世界遺産担当職員による解説付き・予定)

定員

38名(予定)

参加費

未定

糸島の文化財を巡る

大会会場である九州大学伊都キャンパス周辺の文化財を巡る。櫻井神社は本殿が寛永9年(1632)、拝殿と楼門が江戸前期の創建とされ、高祖神社は本殿が天文10年(1541)の創建とされる。いずれも令和5年に重要文化財に指定されている。また、この地域の近代和風住宅の代表例として、椛島家住宅(旧満生家住宅)と旧西原家住宅を見学する。国史跡の古墳などにも立ち寄り、この地域の様々な種別の文化財を巡る。

日時

9月9日(火)13:00-17:30

集合場所

古材の森(旧西原家住宅)糸島市前原中央3丁目18-15

使用車両

中型バス

見学場所

櫻井神社(重要文化財)、高祖神社(重要文化財)、椛島家住宅(旧満生家住宅・国登録有形文化財)、旧西原家住宅(古民家活用例)、一貴山銚子塚古墳(国史跡)など。※福岡県文化財保護課および修復担当建築家による解説付き

定員

25名(予定)

会費

未定